ヴィクトリアマイル 回顧(2024.5.12)

重賞回顧

ヴィクトリアマイル(2024.5.12) 東京芝1600m良(フラット) 回顧

1着テンハッピーローズ

 終始外目をスムーズ。マークを受けずのびのびと走れたこともあると思うが、シンプルに強かった。左回り巧者で最近は1600mまで問題ないと思ってはいたが、まさかここまでとは。今後も左回りで要注目。

2着フィアスプライド

 終始スムーズ。ハナ争いには入らず前3頭に行かせて気持ちよく走ってそう。唯一の前残りを考えるとやはり力ある。ルメール騎手が序盤スタニングローズより外につけるところとか、直線スッと最小限の動きで外出して良いところ走るところとかやはりさすがやなぁと。好騎乗で能力出し切っての2着、大健闘。

3着マクストディーヴァ

 好スタート。追走少し大変そうなところを見るとやはり距離はもう少し長い方が良さそう。直線は完全前壁横蓋でどん詰まり。もう少しで外開きそうなところで前の馬が外にヨレて外は諦めた。そこから内を突いて伸びた脚を見てもやはり能力はものすごい。完全に1番強い競馬だったと思う。

4着ドゥアイズ

 直線でマスクトディーヴァとばちばちにやり合うが、すごい闘争心で全く負けず。ロスもそこまでなさそう。それよりもその最中に前のサウンドビバーチェが外にヨレた時接触した分と、同時にテンハッピーローズが前で斜行してる分さらに外出す動きの方がロスある。距離はマイルくらいが良さそうで、能力も確か。G1レベルはどうかも、これからも重賞で好走すると思う。

5着ルージュリナージュ

 スタート出遅れからゆっくり。焦ることなく、決め打ちのように末脚に賭けた。終始スムーズで展開向いた分もあるが、このメンバーで上がり1位は力ある。距離はマイルから1800くらいがベストか。今後も馬場展開次第で要注意。

6着ウンブライル

 終始スムーズ。末脚にかけるのでなく、好位から。直線前壁なりそうになっても簡単にサウンドビバーチェ押して外出せた。ブリンカー外した効果はどうかも、ダメということはなさそう。馬場を読んでの好位追走とは思うが、ここでは少し能力足らなかったか。

7着モリアーナ

 スタートゆっくり末脚に賭けた。が、爆発はせず。持っているものは良いと思うので、また馬場展開向く時に改めて。

8着ナミュール

 大出遅れ。なんかずっと頭を外側に向けてる。馬体や雰囲気は良く思えたので、やはり精神的なところか見えない疲れかなぁと思う。あまり走りたくなさそうに見える。残念だが、少しゆっくり休んで欲しい。

9着スタニングローズ

 スタートがイマイチだったが二の脚で先行争い。ここで少し脚使ったのが痛かったか。スムーズだが伸びず。

10着サウンドビバーチェ

 スタート後2度の躓き。直線で内からウンブライルに押され、外にはドゥアイズもいて両サイド接触するもそこまでロスなく。

11着キタウイング

 終始スムーズ。能力足りず。

12着フィールシンパシー

 抜群のスタート。思った以上にコンクシェルがハナ主張してきたので番手。ここで争い激化したのが痛かった。もう少し落ち着いたペースで運べる時に改めて。

13着コンクシェル

 かなり出していってハナへ。競ってこられたのが厳しかった。もう少し距離あって落ち着いたペースで運べる時に改めて。

14着ライラック

 馬体も増えていてよく見えたのでもしやと思ったが。内でロスなく回ったが直線手応え全くなく。好走時の見極めが難しい。

15着ハーパー

 ゲート内かなりうるさくぶつかりもあり。直線全く余力なく。馬体もどんどん減っており、良くなる気配がない。距離も適正でなく。とりあえずは昨年秋頃の馬体重には戻って欲しい。

【不利まとめ】

『スタート不利』

ナミュール ルージュリナージュ スタニングローズ サウンドビバーチェ

『直線不利』

マスクトディーヴァ ドゥアイズ 

『展開不利』

コンクシェル フィールシンパシー スタニングローズ