新潟大賞典 回顧(2024.5.5)

重賞回顧

新潟大賞典(2024.5.5) 新潟芝2000m良(外差し) 回顧

 極端な外差し馬場、有力馬が差し脚質、有力馬の凡走、人気薄の逃げSペースをほったらかしと、全てが勝ち馬に向いた。

1着ヤマニンサルバム

 好スタート馬也で結局ハナへ。終始競りかけられず、気持ちよく走っていた。直線向いても誰もこず、楽々と馬場良い外に出せた。騎手みんなが外差し馬場を意識し、強い差し馬を気にしていたことをまんまと人気薄の逃げ馬がそのまま残る典型的なパターン。有力馬も凡走し、してやったりの1着。

2着キングズパレス

 完全にレーベンスティールを意識した位置取りで進んだ。向正面で内から外に張り出す馬の影響を受け、この時掛かりそうだったけど耐えた。直線向いてレーベンスティールを蓋しようとしてたと思うが、全然こない上に脚色悪そうなのに気付いてから外出してる。騎手が促すより前に馬が自分で早くそっちに行きたそうなくらいに見える。そこからはしっかり外差し馬場良いところを伸びてきたが、いかんせん位置取りが後ろすぎて届かず。マークしすぎたこと、ペースを読みきれなかったことが敗因かと。

3着ヨーホーレイク

 スタートしてからどうどん包まれて苦しい追走。向正面で前と距離近くなり下がる不利あり。直線でバラけるまで終始ストレスのかかる追走。バラけてからは唯一内から伸びてきており、少しずつ馬場の良いところを伸びてきたが届かず。完全に枠と馬場に泣いた。59kgの斤量でこのパフォーマンスはさすが。完全に1番強い競馬をしたと思う。長期休養明けのことはもう考えなくて良い。めちゃくちゃ強い良い馬。

4着デビットバローズ

 好スタートでハナから番手。番手の時1頭分外出したのも良かった。しっかり最後の分脚を残そうとしたノリさん好騎乗。しかしラスト1ハロンの止まり方を見ると距離は少し長いか。もっと余力あれば直線で外に出す選択もあったと思うが、体力を考えて最低限のロスない進路取りだったと思う。内前有利馬場ならまた違ったと思う。馬も最後まで頑張って好騎乗の4着。

5着リフレーミング

 ゲート内うるさくちょい出遅れからの後方から。その後はスムーズ。直線もスムーズに外差してきているが届かず、上位とは能力1枚劣る上、展開の助けが今後も必要になると思う。

6着ファユエン

 スタートいまいち最後方。終始内目で距離ロスなく運ぶことに徹した。能力足りないことを考えてのことだと思うし、めちゃくちゃ良かったと思う。直線でも最内を最後まで頑張って伸びてきてる。メンバーレベルが落ちて外差し馬場の時に絶対狙いたい1頭。

7着マイネルクリソーラ

 今回は好スタート。最後まで伸びないレーベンスティールをマークし続けた。4角で内の馬暴れた影響で少し位置下がる不利。直線も良いところには出せず伸びもイマイチ。イレ込んでたとのコメントもあったのでその影響もあったかもだが、終始後手を踏んだすっきりしない競馬だったと思う。

8着ノッキングポイント

 好スタート終始スムーズ、スロー先行を直線も良いところ走って伸びず。これが実力なら今後は買いづらい。この馬の好走条件や能力がよくわからない。

9着ブレイヴロッカー

 この馬の競馬はできたが伸びず。能力足らなかったか。今後はメンバーレベル落ちてHペース展開の助けが必要か。

10着ダンディズム

 がっつり出遅れ。能力足りず。

11着レーベンスティール

 スタート直後隣馬と接触、4角で後ろの馬と接触の不利。レース前からイレ込んでテンション高かったとのコメントもあり、能力を発揮できないレースだった。

12着セルバーグ

 スタート躓き先行できず。向正面でも内から押し出される不利。

13着シーズンリッチ

 スタートヨレて後方から先行していった。能力足りず。

14着カラテ

 4角なにがあったかわからないが暴れてた。それを差し引いてもさすがに衰えか。

15着ヴァンケドミンゴ

 向正面外へ張り出し。能力足りず。

16着ホウオウアマゾン

 能力足りず。

【不利まとめ】

『スタート不利』

セルバーグ

『接触不利』

レーベンスティール マイネルクリソーラ

『枠不利』

ヨーホーレイク