京王杯スプリングカップ 回顧(2024.5.11)

重賞回顧

京王杯スプリングカップ(2024.5.11) 東京芝1400m良(フラット) 回顧

1着ウインマーベル

 好スタートから先行。クリノガウディーの後ろでベスポジ取れた。陣営含めこの馬の大外枠はあまり良くないとされていたが、その理由は前に壁が作れないことにある。それをクリアできた瞬間大外枠の不利はなくなったし、なんならスムーズに位置取れた。逆にクリノガウディーが先行せずあそこがポッカリ空いていれば結果は変わっていたと思う。その後はスムーズで追い出しのタイミングも完璧だった。最後は勝負根性も見せての差し返し、とても強い競馬だったと思う。距離適正も1400と思われ、良馬場、1400、前に壁を作れる並びという条件が揃えば今後も好走必至。

2着レッドモンレーヴ

 スタートはイマイチ、最後方外目につけて全力で末脚に賭けた。上がりは唯一の32秒台、32.2は異次元。Bコース初週でなければ間違いなく勝てたと思う。この舞台適正は非常に高そうで、他の競馬場でどうかも、今後も馬場・展開がマッチすれば要注意。

3着スズハローム

 好スタート中団で運べたのが大きかった。いつもより好位で脚も残せたことで、最後まで脚使って走り切れた。直線内にヨレる場面を見せたので、この辺りが成長で真っ直ぐ走れるとなお良くなると思う。今後も期待。

4着ダノンスコーピオン

 終始スムーズ。SペースBコース変わりを考えると大健闘。福永厩舎による復調の兆しか。今後も期待。

5着リュミエールノワル

 終始スムーズ。馬場展開向いて、能力出し切っての5着。上位とは能力1枚劣るか。

6着トウシンマカオ

 内枠で道中動いていけず。騎手から『左回り外に張る感じ。ハミとって掛かり気味。左回り得意でない印象。右回り1200ベスト。』とコメント。映像からはわかりづらいがそういうことなのだと思う。またベストな舞台で改めて。

7着ソーヴァリアント

 直線で前に斜行受け嫌がるが、なくても着順にはあまり変化なさそう。1400で一変を期待したが、良さは出なかった。やはり距離はもう少しあったほうが良い。能力はある馬だと思っているので、どこかでもう一度復活してほしい。

8着メイショウチタン

 馬場展開向いての8着。マイナス10㎏も良くなかったと思う。能力も一枚劣るとは思うが、馬体戻して改めて。

9着グランデマーレ

 直線では終始進路探す感じ。最後まで前は開かず全力で追えてない、だいぶ脚余す。伸びてきそうな雰囲気もあるだけに残念。もう1ハロン延びても大丈夫とコメントあり。次走に期待大。

10着ダディーズビビット

 終始スムーズ。脳力足りず。

11着バルサムノート

 ゲート内うるさく出遅れ。能力も足らないが、精神的な面も今回はイマイチ。

12着ロードマックス

 脳力足りず。距離も1200で。

13着プルパレイ

 浮き上がるようなスタートで出遅れ。脳力足りず。1200で。

14着アネゴハダ

 終始スムーズ。脳力足りず。

15着クリノガウディー

 どういう想いでまだ使っているのか。輝いた時代もあった馬、もうゆっくりさせてあげてほしい。

【不利まとめ】

『直線不利』

グランデマーレ 

『枠不利』

トウシンマカオ