優駿牝馬(2024.5.19) 東京芝2400m良(フラット) 回顧
1着チェルヴィニア
スタート直後から外枠の馬がどんどん内へ流れ込んできたが、それに逆らわず極力ストレスなくポジションを取る。道中外目追走もずっと馬場の良いところの最内部分を走ってる。4角から直線向くまでの流れも全くロスなく最高の運び。直線も終始スムーズで全力で追えてる。もちろん馬の能力もあったが、終始ストレスなく馬場の良いところを走り続けたルメール騎手の好騎乗あってのものだと思う。人馬一体の完勝。
2着ステレンボッシュ
スムーズに追走するが、枠の並びからどんどん内目に追いやられていった。Bコース2週目だが見た目は少し荒れており、この通った芝の差が最後チェルヴィニアとの脚の差に出たと思う。また、右トモ落鉄したらしく、確かに2:14秒くらいで一瞬手前変える動きがあり、少なからず影響は出ていそう。着差を考えるとこのアクシデントがなければ逆転もあったかもと思わせる。4角から直線は内目をロスなく抜け出しており、不安視されていた戸崎騎手は好騎乗であったと言えると思う。負けはしたが逆転できる要素はあるし、実力は本物。これからも楽しみ。
3着ライトバック
スタートから1角まで折り合いの悪さ見せるが、その後は落ち着いてた。思ったより折り合いの悪さは今後心配しなくても良いかも。直線はスムーズとは言えないものの、馬の間を縫って伸びてきたし、気持ちの強さと末脚はやはりかなりなもの。上2頭とは少し差はあるかもだが、能力は間違いなく、馬場展開次第でG1取れるレベルだと思う。
4着クイーンズウォーク
先行するか控えるか注目していたが好スタートからの先行策。揉まれることもなく最高の形で先行できた。この時点で不安視されていた内枠のデメリットは解消された。終始ロスなく馬場の良いところを通り続けており、直線も全力追いできてる。これ以上ないくらいのスムーズな好騎乗なだけに馬券内にこれなかったのは少し残念な結果。
5着ランスオブクイーン
スタートあまり良くないが馬也で先行。外枠が功を奏した。メンバーとの横比較、馬場展開を見てもフロックではなくシンプルに能力高い。前走未勝利戦で0.4差つけた2着馬が過去シュガークンと0.2差の勝負してるのを見てもしや?とは思ったがさすがにメンバーレベルと枠と点数増えるのを考えて切った馬だったので馬券内きてたら悶絶だった。距離も全く問題なしで、今後も期待大。
6着スウィープフィート
終始スムーズ。4角から動き出し、今回はライトバックと立場逆転かと思われたが伸びきれず。不安視されていた使い詰めによる疲れなのか、初の左回りなのか。血統背景では問題ないらしいが、騎手は距離長いとコメント。距離に関してはデビュー戦で1200を使われている点も気になっていて、パフォーマンス高かったチューリップ賞と桜花賞を見ると適距離はマイルから2000くらいまでなのかも。今後見極めも必要だが、適正合致した時の能力は間違いない。
7着サンセットビュー
以前から距離延びて良いとコメントあったが、結果を見てその通りだったと思う。終始スムーズでさすがに能力は劣るも、良い末脚も持っているしこれからも適正舞台で自己条件なら。
8着エセルフリーダ
スタートで大きく躓きで先行できず。さすがにここでは能力劣るが、距離もこなしてるし最後まで伸びていて普通に良い馬だと思う。自己条件で改めて。
9着アドマイヤベル
終始スムーズだが最後の脚は切れず。速いペースも合わなさそうで、1800〜2000までか。
10着ホーエリート
3〜4角から大外回しでジリジリと位置上げてきたが、最後は脚残っておらず。能力は劣るし切れる脚はないため、これがこの馬にできる精一杯の走りだったと思う。最後まで頑張って走っていて良い馬だと思う。距離も長かったし、適距離事故条件で改めて。
11着ラヴァンダ
前半馬群内で窮屈、嫌そうな素振り見せる。窮屈さ解消されてからは落ち着いてる。今後多頭数の内枠は注意。最後はバテて最後まで追えておらず、前走直線で見せた可能性は発揮できず。力みもあったかもだが、やはり距離は2000くらいが良さそう。フローラSで確実に可能性は感じたので、また改めて好走時を見極めたい。
12着コガネノソラ
直線途中前の馬ヨレて多少不利あるが、すでに手応えはなく。疲れはなく返し馬の感じも良かったとコメントあるので、距離なのか、シンプルに能力足りないのか。上位には一枚劣るとは思うが、過去レースからも能力はあると思うので適距離でまた改めて。
13着サフィラ
馬体重増やしてもしやと思ったが凡走。好位外目追走も直線では手応えなく、最後は追ってない。外枠で前に壁作れなかったとコメントがあり、それもあるかもしれないがそれ以前の問題だと思う。やはりこの馬のはもう少し後だと思う。成長曲線を見極めて買い時を狙いたい。
14着ミアネーロ
スタートあまり良くなく、終始包まれ追走、馬も走りづらそう。終始内で最後も伸びれず。枠も良くなかったけど距離も長く、能力も足りなかったと思う。
15着パレハ
能力足りず。
16着タガノエルピーダ
外枠から積極的に先行、前2頭とは離れた3番手。1000mは60秒切るくらいか。この辺りからすでに手応え悪くズルズル下がったいった。直線最後の方は追わず。状態は良さそうで、前走を見ても距離でここまで負けるとは思えない。左回りなのか、G1の雰囲気からくる精神的なものはのか。朝日杯と前走から能力はあると思うので、今回凡走の理由がはっきりしない。情報収集して理由を解明したい。
17着ショウナンマナエラ
さすがに速過ぎた。距離も長いし能力足りず。
18着ヴィントティシュレ
さすがに速過ぎた。ノーザン指示のペースメーカーとか、前残り潰しにあてがわれたとかいう説も聞くが、そういうの本当にあるのだろうか。もしそうなら馬が可哀想。
【不利まとめ】
『スタート不利』
エセルフリーダ
『枠不利』
ステレンボッシュ ミアネーロ
『落鉄』
ステレンボッシュ
『折り合い』
ライトバック
『距離』
スウィープフィート アドマイヤベル ホーエリート ラヴァンダ コガネノソラ ミアネーロ